プレハブ住宅の建設・供給の状況はどうであったか。プレハブ住宅建設のピークは昭和四十八年度であり、この年度には二〇万七〇〇〇戸が建てられたが、昭和四十九年度には一七万八〇〇〇戸へと減少している。ただ住宅建設戸数全体に占める割合は、昭和四十八年度一一・〇%に比べ、昭和四十九年度にはむしろ一二・八%へと上昇しているが、このことは、プレハブ住宅の落込みが他の構造・工法の住宅に比べて少なく済んだことを示している。
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というのも当時、各プレハブメーカーでは、価格上昇による需要停滞を防ぐために、住宅タイプの規格化・限定化を打ち出し、低価格の実現を図ったからである。それまでプレハブ住宅では、ユーザーの好みや条件の多様化に対応して、平面プランや仕様などきわめて多様なものとなり、これがプレハブ住宅のコストダウンを妨げていたが、この時期、各社ともプランの限定販売、仕様の規格化などによって低価格を実現、需要停滞の打開を図る傾向を強く打ち出したものである。