セメントの年間販売は7000万t強

2011.10.18

セメントの年間販売は7000万t強で、販売額はおよそ5000億円である。ほとんどは内需であることから、これまでは国内企業同士の競争だったが、そこに異変が生じた。売上1647億円の企業グループで九州の麻生セメントが、セメント部門を分社化し世界2位の仏セメント会社ラファージュと合弁。アジア地区で積極的なM&Aを仕掛け世界3位に躍進したメキシコのセメックスも上陸と、外国資本の参入が本格的になろうとしているからだ。セメックスは自前で販売網を確立する予定。そもそも日本のセメント業界の体力は脆弱だ。業界全体が構造不況に陥り、カルテルを認められたこともあった。5グループによる共同販売体制時代である。その後、共販体制は解かれ、合併を繰り返して、現在の太平洋セメント、宇部三菱セメント、住友大阪セメントの3グループを中心とする体制に移行した。