阪神淡路大震災で生き残った方の話を聞いたことがあります。その方、Nさんのお宅は神戸郊外の、地下に水脈のある土地に建っており、本来は揺れやすい土地。近くに川があることから、Nさんはそれを知っていたため、基礎にお金を使い、地震に強いというプレハブ住宅を建設、難を逃れました。壁紙が少し剥がれたくらいといいますから、奇跡的なほど軽い被害で済んだわけです。ところが、周辺には悪夢のような状況が広がっていました。
[参考]
逗子市の中古マンション一覧
Nさん宅周辺の多くの日本家屋はつぶれ、中には生き埋めになった人たち。自分のよく知っているご近所さんが建物の下にいる、でも、道路が使えないため、また、重機の数が足りないため、救出しようにも誰も何もできない。そして、助けを求める声は次第次第に小さくなり、やがて聞こえなくなり……。体験談の締めくくりは「住まいは家族を守ってくれるものでなくてはいけない、殺されるような家に住んではいけない」というNさんの実感のこもった言葉でした。